世界で一番読まれている美術の名著『美術の物語』、幻の「ポケット版」


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1950年の初版刊行以来、70年以上読み継がれている『美術の物語』。現在、日本を含む35か国で出版され、世界累計刊行部数は800万部を超える、世界一読まれている美術本です。
英国のファイドン社は『美術の物語』の日本版を2007年に刊行、これを携行できるようにコンパクトに再構成した『美術の物語 ポケット版』を2011年に刊行しました。しかし、その後いずれも品切れとなり、ファイドン社は日本市場から撤退し、入手困難となっていました。
しかし2019年、河出書房新社が『美術の物語』を新装復刊。以降、NHK「あさイチ」など多くのメディアで紹介され、高額書ながら重版を重ねています。一方、『美術の物語 ポケット版』もニーズが高く、ファイドン社が品切れとなってからは現在もその古書が高値で取引されています。

■『美術の物語 ポケット版』の魅力
この度河出書房新社で発売する『美術の物語 ポケット版』は、サイズはファイドン社版の旧「ポケット版」そのままに、表紙は紙から鮮やかな黄色のクロス装に変更。書籍としての強度を上げつつ、優雅な装幀の見た目と触感で存在感が大幅に増しています。また、エルンスト・H・ゴンブリッチの孫レオニー・ゴンブリッチによる「ポケット版への序文」を新たに追加掲載しています。

『美術の物語 ポケット版』は、元本『美術の物語』に比べてページ数こそ668ページから1048ページへと増えたものの、大きさは大判から新書に近いサイズに、また重量は約1800gから約750gへといずれも半分以下にサイズダウン。いつでも読みやすく、どこへでも持ち運びやすいので、すでに『美術の物語』をお持ちでも、「ポケット版」も入手したいという方も多いのではないでしょうか。

■『美術の物語 ポケット版』ならではの工夫が凝らされた構成
本書は、「ポケット版」に求められるサイズダウンと軽量化を図るため、本文内のテキストと図版を分割。テキスト部分は前半全501ページにまとめて掲載し、辞書で使われる薄く強度のある紙を使用しています。図版部分は後半全448ページにまとめて発色の良い紙を使用しカラーで再現。図版は単ページもしくは見開きページ単位で掲載されています。
テキストと図版とを交互に見ながら読み進めることができるように、しおり紐を特別に2本セット。しおり紐は表紙のクロスと同色の鮮やかな黄色です。テキストページ内に記される図版ナンバーで図版にあたることができますので、1本はテキストページに、1本は図版ページに使用することで、容易に双方を行き来することができます。

■『美術の物語』とは?
『美術の物語』(原題:The Story of Art)は、原始の洞窟壁画から現代の実験的な芸術にいたるまで壮大なスケールで描きつつ、先史から現代まで、1万年にもわたる美術の歴史を“一つの物語”として読み、捉えることができる画期的な書籍です。また、世界でもっとも有名で広く読まれている美術書の決定版です。
1950年の初版刊行以来、70年以上読み継がれている本書は、イギリスの美術史家エルンスト・H・ゴンブリッチによって著されました。もともと若い読者を想定し「美術の道案内、見取図」を目指して書かれているため、平易な文体で美術史全体を見渡すことができます。刊行以来、多くの人に美術入門の名著としても受け入れられてきました。
「ピラミッドの時代から現代美術にまで延々とつらなる」人類の美術史をまさに目にみえるように物語として描き出しています。


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